黒色哀愁

学校案内には載っていないICUをお見せします。

ELAリフレ特集(1)どうやったらリフレが起きるのか?

ICUにはリフレという言葉がある。この大学では、建前上単位を落とすと人権がない。(実際にはポロポロ落とす人は一定数存在している)ましてや1年次必修科目であるELAの単位取得に失敗すると、まるで人が死んだかのように語られるのが常である。

この特集では(1)どうやったらリフレが起きるのか(2)リフレをするとどうなるのか(3)卒業にどの程度影響するのか の3点を紹介する。

 

<注意>当該記事の情報は2016年3月現在のものであり、今後制度が変更される可能性は大いにあります。ご自身の履修計画を立てるにあたっては、必ず大学の発行物、HPを参照したり教務課やELAオフィスに問い合わせることによって各自ご確認ください。当記事をの情報をアテに行動して発生した損害につきましては黒色哀愁では一切の責任を負いかねます。

 

(1)どうやったらリフレが起きるのか

リフレが起きる仕組みを知るためには、まずELAの履修制度について知る必要がある。ELAは、全ての4月入学生に必修科目として定められている科目である。ここでは筆者の属したStream3(必修22単位)について書く。

Stream3では1年次春秋冬学期の3学期でARW9単位、RCA6単位、AS4単位、2年次任意の学期でのRW3単位の履修が求められている。リフレは、このうち1年次の必修科目である各学期のARW、RCA、ASのいずれかまたは全てが不合格となり、かつ次年度の再履修が必要と判断されることを言う。なお通常の科目とは異なり、成績判定は各学期・各科目ごとに行われるが、単位認定はそれぞれの科目の全学期の成績が揃った時に行われることに注意したい。また、各学期の各科目成績はA+~D-の12段階とU(不合格)になることも重要である。

ここまでで既に複雑であるが次に示す事実もまた複雑極まりない。まず再履修(リフレ)が発生する場合と発生しない場合の例をご覧いただこう

 

・ARWの春秋冬の成績が D-,E,D-だった場合→不合格(秋学期ARWを再履修)

・ARWの春秋冬の成績がD,E,D-だった場合→合格(最終成績D)

 

あれ?1学期落としてるのに合格するの?と思ったことだろう。

これは、単位認定後の最終成績が3学期の成績の平均を取って出されることが原因である。

数値化すると前者の成績は1,0,1(平均約0.67)であり、後者の成績は2,0,1(平均1)である。平均が1を下回ると、最終評価Dを付けることができないため、再履修が必要となる。

 

まとめ→各学期につけられる成績E,D-~A+を0~12の数字に換算して、3学期の合計が3に満たなかった時に、当該科目のEが付いた学期が再履修となり、リフレが発生する。

つまり、1学期ELAを落とした程度ではリフレすることはない。

 

その他の特殊なケースに関する噂話を下記に記すが、これらに関しては筆者のもとで検証されたものとされていないものがあるので、判明していることを列記するのみにとどめておく。

 

・3学期のうち2学期にEが付くと、合格した1学期の成績がC-以上でも再履修となる→未確認

・最終学期の冬学期にEが付くと、強制的に再履修になる→ならない

・再履修に該当すると、4年間で卒業できない→できる。リフレは原級留置ではないため。

・LLAに出席しないと単位が落ちる→落ちない。LLAの出席はARW,RCAの成績の一部とみなされるため、LLA単体で単位が認定されることはない。

 ・出席していれば単位を落とすことはない→あり得る